フッ素樹脂塗料について

フッ素樹脂の原料は「蛍石」という石からできています。
七色に光る特徴があり大変珍しい為、高価なものになります。
フッ素塗料が高価な物に繋がる事も納得できると思います。

－フッ素樹脂塗料の主な特徴－
·滑りやすい
·電気を通さない
·くっつかない
·薬品に強い
·熱に強い

また、表面エネルギーが低いため撥水性だけではなく撥油性ももっています。
汚れにくく、簡単に落とせる、といった特徴もあります。

－フッ素塗料最大の特徴－
耐候年数15年～20年という優れた耐候性があります。
シリコン塗料と違い「塗り替え周期」を減らせる事にも繋がります。
シリコン塗料での塗り替え周期が10年目安の場合、
フッ素塗料では20年目安と言うことになります。
20年スパンで考えた時、シリコン塗料では2回の塗り替えが必要となりますが、フッ素塗料では1回の塗り替えで済みます。

－フッ素塗料のデメリット－
·施工価格が高い
·塗膜硬度が硬い(地震などの揺れで割れる事がある)
·再塗替え時の付着性が悪い

フッ素樹脂塗料は非常に優れた力を持ち合わせていますが同じフッ素塗料でも屋根に塗装した場合では耐候力も変わってきます。
屋根は外壁に比べて過酷な環境条件に曝されるため当然対応年数も短くなります。
どんなに高価な塗料を使用しても、作業を行う人間が未熟ではなんの意味もありません。
しっかりとした見極めと熟練された知識が最大重要点となります。